感電死亡事故の統計(令和4年度)
電気主任技術者の安全に役立てるため、公的な一次情報をもとに感電による死亡事故を見える化しています。 同じ事故を繰り返さないための参考としてご活用ください。
56
感電死傷(件)
7
感電死亡(名)
4
うち高圧(名)
2
うち低圧(名)
注目:死亡は高圧が最多ですが、低圧(100〜210V)でも2名が死亡しています。「低圧だから安全」という油断が事故につながっています。
電圧区分別(死亡)
季節別(死亡)
夏・秋に集中する傾向があります。暑さによる集中力低下や発汗(感電しやすさ)に注意。
月別(死亡)
参考事例(死亡 7 件)
- 2022-05高圧東北・工事・充電部接触
当該高圧配電線路変圧器塔の取替工事において、作業者(その他)が、変圧器塔内部の設備状況を確認しようとして、変圧器塔内部に頭部を入れて覗き込んだ際、充電状態の開閉器端子部に頭部が接触したことから感電負傷し、死傷事故となった。(配電電圧:6600V)
- 2022-07低圧東北・点検・充電部接触
当該事業場の生産設備(食品処理装置)の定期点検・修理作業において、作業者(その他)が当該装置内制御回路の配線接続時に充電部に接触・感電したため、死傷事故になった。(受電電圧:6600V)
- 2022-08低圧近畿・充電部接触
需要設備(6.6kV)において、天井クレーンのパンタグラフがトロリー線から外れたため、従業員1名(被災者)が電源を切らずに原因調査しようと天井クレーンの上まで登ったところ、トロリー線(200V)に触れて感電死亡した。
- 2022-08高圧中国・点検・充電部接触
当該事業場の需要設備電気盤点検のため停電切替操作(該当電気工作物の停電隔離操作)を実施した。その後、電気盤点検を開始する前に、検電器による無電圧確認及び短絡接地器具の取付を実施した。しかし、停電隔離操作の中でバックアップ電源系統について停電させる操作を失念し、更に、当該設備に対して作業着手前の検電及び短絡接地器具の取り付けを実施していなかったため、作業員が盤内のケーブルヘッド導体露出部に触れ、感電災害が発生した。その後、被災者は、病院に搬送されたが、死亡が確認された。
- 2022-08高圧九州・伐採・充電部接触
当該高圧架空配電線路に倒れかかっている竹を作業者(その他)が昇柱して伐採した際、作業に使用した高枝切バサミが高圧線充電部に接触したため、死傷事故となった。(受電電圧:6600V)
データについて
- 出典:NITE 詳報公表システム(電気事業法に基づく事故詳報の全国データベース)。「感電等による死傷」を集計。
- 地域は「地域ブロック」単位です(都道府県は非公表)。発生日(日)も非公表のため月単位で扱っています。
- 被害結果の記載が乏しい数件は死亡に含めていません。
- 本統計は安全啓発を目的とした参考情報です。正確な詳細は出典をご確認ください。