感電死亡事故の統計(令和3年度)
電気主任技術者の安全に役立てるため、公的な一次情報をもとに感電による死亡事故を見える化しています。 同じ事故を繰り返さないための参考としてご活用ください。
47
感電死傷(件)
7
感電死亡(名)
1
うち高圧(名)
5
うち低圧(名)
注目:死亡は高圧が最多ですが、低圧(100〜210V)でも5名が死亡しています。「低圧だから安全」という油断が事故につながっています。
電圧区分別(死亡)
季節別(死亡)
夏・秋に集中する傾向があります。暑さによる集中力低下や発汗(感電しやすさ)に注意。
月別(死亡)
参考事例(死亡 7 件)
- 2021-06特別高圧関東・伐採・近接・充電部接触
当該送電線路周辺の伐採作業終了後に高所作業車のブームを旋回させた際、バケットが送電線に接触または接近し、作業者(公衆)2名が感電死亡した。(受傷電圧:66kV)
- 2021-06低圧東北・工事・充電部接触
当該事業場工場内の電気炉制御盤内で、作業者(その他)がスイッチ等の取り付け作業を行った際、盤内の充電中の三相サイリスタレギュレーター二次側端子部に右手前腕内側を接触・感電死亡した。(受傷電圧:200V)
- 2021-07低圧九州・工事
当該事業場で照明を水銀灯からLEDに交換する作業中、作業者の一人が手摺りに寄りかかった状態で発見され、救急搬送されたが翌日に死亡が確認された。後日「死因は感電による循環不全」と警察から連絡を受けた。(受傷電圧:200V)
- 2021-07低圧中国・足場作業・解体工事・充電部接触
倉庫の解体工事に伴う足場組立作業中、解体業者が電線を停電中と誤認し、足場作業員が充電中の低圧架空電線(動力200V)に触れ感電し、死亡した。(受傷電圧:200V)
- 2021-08低圧近畿・工事
電気工事業者の作業員が、テナントビルのパイプスペース内で低圧不要配線の撤去工事を実施中、脚立の上で意識不明となって倒れ、救急搬送されたが死亡が確認された。(受傷電圧:100V)
データについて
- 出典:NITE 詳報公表システム(電気事業法に基づく事故詳報の全国データベース)。「感電等による死傷」を集計。
- 地域は「地域ブロック」単位です(都道府県は非公表)。発生日(日)も非公表のため月単位で扱っています。
- 被害結果の記載が乏しい数件は死亡に含めていません。
- 本統計は安全啓発を目的とした参考情報です。正確な詳細は出典をご確認ください。