感電死亡事故の統計(令和2年度)
電気主任技術者の安全に役立てるため、公的な一次情報をもとに感電による死亡事故を見える化しています。 同じ事故を繰り返さないための参考としてご活用ください。
34
感電死傷(件)
5
感電死亡(名)
2
うち高圧(名)
2
うち低圧(名)
注目:死亡は高圧が最多ですが、低圧(100〜210V)でも2名が死亡しています。「低圧だから安全」という油断が事故につながっています。
電圧区分別(死亡)
特別高圧20%
1
高圧40%
2
低圧40%
2
季節別(死亡)
夏・秋に集中する傾向があります。暑さによる集中力低下や発汗(感電しやすさ)に注意。
春20%
1
夏80%
4
月別(死亡)
5月20%
1
7月40%
2
8月40%
2
参考事例(死亡 5 件)
- 2020-05高圧沖縄・足場作業・充電部接触
当該高圧配電線に近接する建築足場において、高圧配電線を跨いで足場解体中の作業員(公衆)の左太ももが高圧線に接触・感電し、死亡した。(受傷電圧:6600V)
- 2020-07特別高圧近畿・充電部接触・近接
77kV送電線路の架空地線張替のため作業員が鉄塔に昇塔して作業中、充電中の電力線に接近又は接触して感電し、死亡が確認された。(受傷電圧:77kV)
- 2020-07高圧近畿・充電部接触
停電作業終了・復電後、電気主任技術者が受電キュービクル内を確認するため扉を開けた際にバランスを崩し、右ひじが受電ケーブルヘッドのテーピング部に接触・感電し、死亡が確認された。(受傷電圧:6600V)
- 2020-08低圧近畿・工事・墜落/落下
リフォーム業者の作業員が一般家屋の引込小柱にハシゴをかけ動力引込線の接続替え作業中に感電し、ハシゴから墜落して死亡が確認された。(受傷電圧:200V)
- 2020-08低圧北陸・工事・充電部接触
当該事業場の照明器具増設工事(100V回路)の際、作業者(その他)がケーブル被覆をワイヤストリッパで剥ごうとしたところ、充電状態のケーブルで感電し、死亡した。(受傷電圧:100V)
データについて
- 出典:NITE 詳報公表システム(電気事業法に基づく事故詳報の全国データベース)。「感電等による死傷」を集計。
- 地域は「地域ブロック」単位です(都道府県は非公表)。発生日(日)も非公表のため月単位で扱っています。
- 被害結果の記載が乏しい数件は死亡に含めていません。
- 本統計は安全啓発を目的とした参考情報です。正確な詳細は出典をご確認ください。